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小呂島の祭り

小呂山笠の様子

 海と共に生きる小呂島。そこで受け継がれている年中行事は海の香をたっぷりと含んだものです。
離島という限られた地域社会の中で、ある時はたくましく、ある時は辛抱強く生きてきた人々であるだけに、そこには根強い信仰が脈々と息づいています。

1月 正月(初詣・恵比寿参り・船参り)

 家々の門前に門松を立て、早朝、一家の主人が井戸へ若水を汲みに行き、その水で家族のものが顔を洗います。家々で玄関に幸木(さいわいぎ)を飾り、雑煮を作って新年を祝います。幸木の飾りにはスルメ1匹、ヤズ1匹、腹合わせのサンマ2匹が使われます。雑煮の具としては、アワビなどを串に刺して入れるなど、島ならではの豪華な具です。また、1年でこの日だけ、島ではホヤをおせち料理に加えます。

5月 旋網漁初出漁

旋網漁初出漁の様子

 旋網漁の初出漁として島民が送り出します。

7月 小呂山笠

小呂山笠の様子

小呂山笠の様子

小呂山笠の様子

小呂山笠の様子

 博多の祇園山笠と同じ7月15日、小呂島でも山笠があります。早朝と夕方の2回、島内を担いでまわります。途中6箇所、小呂島独特の節回しで「祝いめでた」が唄われます。夕方のかき山が終わると山笠の飾りを外し、各家の戸口に飾り、1年間の魔よけにします。昼には、小学生全員と中学生男子による「子供山笠」がまわります。

8月 万年願

三番叟・万年願の様子

三番叟・万年願の様子

 8月18日、島民の無病息災と大漁を祈願し行われる祭りです。かつては青壮年が中心となり神社に歌舞伎を奉納していましたが、昭和44年を最後に無くなりました。当時の小呂歌舞伎の衣装は福岡市博物館に寄贈され、保存されています。その後、旅役者による芝居となり、そしてカラオケ大会へと形を変えていきましたが、平成12年に、子供達の踊りである三番叟(さんばそう)が小学5・6年生の手によって復活しました。

10月 おくんち

 10月21日、島の男達が早朝の海に大漁旗を掲げた船で勢いよく出て行く祭りです。御神酒や魚や米を捧げた船は、外海を何回も旋回しながら波しぶきを立てて走ります。大きな波しぶきが立つと、「シチョー、シチョー」の掛け声を海に向かって何回も叫びます。またこの時、漁師としての心意気を学ばせるため、男の子(赤ちゃんから中学生まで)を船に乗せて走ります。

11月 秋祭り

 11月8日、宮浦から神主さんが来られ、七社神社、嶽宮神社、地主明神、金比羅宮、恵比寿神社、吉岡稲荷、白河稲荷を回り、大漁を祈願します。この時、島の男衆は全員正装で神主さんと一緒に回ります。七つの神社へのお参りがすむと、男衆は公民館に呼ばれ、御神酒、刺身などをごちそうになります。

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